ビッグアーサー|高松宮記念|歴代の勝ち馬の思い出

ビッグアーサー|高松宮記念|歴代の勝ち馬の思い出

過去に作成した記事を再編集しています。

ビッグアーサーは2016年高松宮記念を制した快速馬です。

スプリント路線で圧倒的なスピードを見せた1頭として、今でも印象に残っているファンは多いのではないでしょうか。

特に2016年高松宮記念は、ただG1を勝っただけではなく、当時のレースレコード1分06秒7での勝利という点でも強いインパクトを残しました。JRAの公式記録でも、ビッグアーサーは福永祐一騎手とのコンビで高松宮記念を制しており、名スプリンターの1頭として語られる存在です。}

また、現役引退後は種牡馬入りし、産駒からも重賞勝ち馬が出ています。競走馬としてだけでなく、サクラバクシンオーの血をつなぐ存在としても注目される1頭です。

高松宮記念の名馬をあわせてチェック

ビッグアーサー以外の歴代勝ち馬も振り返りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
高松宮記念で印象を残した名スプリンターをまとめて読めます。

高松宮記念過去勝ち馬(ビッグアーサーまで)

  • 2025年 サトノレーヴ
  • 2024年 マッドクール
  • 2023年 ファストフォース
  • 2022年 ナランフレグ
  • 2021年 ダノンスマッシュ
  • 2020年 モズスーパーフレア
  • 2019年 ミスターメロディ
  • 2018年 ファインニードル
  • 2017年 セイウンコウセイ
  • 2016年 ビッグアーサー

近年の高松宮記念を振り返ると、各年ごとに個性的なスプリンターが名を連ねていますが、その中でもビッグアーサーの勝利はかなり強烈でした。

なぜなら、G1の舞台でレコード勝ちという結果を残したからです。高松宮記念といえば差し・先行の駆け引きや馬場状態も大きく影響するレースですが、2016年はビッグアーサーのスピード能力がそのまま数字に表れたレースだったといえます。

ビッグアーサーとは?プロフィール

ビッグアーサー(Big Arthur)は2011年3月18日生まれの牡馬で、栗東・藤岡健一厩舎に所属しました。馬主は中辻明氏、生産はバンブー牧場です。JBISでは国内14戦8勝、総賞金2億9981万1000円とされています。

現役時代は短距離路線で高い完成度を見せ、オープン特別からG1まで一気に駆け上がったタイプです。派手に使い込まれた馬ではありませんが、その分だけ1戦ごとのインパクトが濃く、スプリント戦線で存在感を放った馬でした。

ビッグアーサー血統&兄弟姉妹

父:サクラバクシンオー、母:シヤボナ
母父:Kingmambo

兄弟姉妹にはブロードスター(3勝)がいます。

父サクラバクシンオーといえば、日本競馬を代表する名スプリント種牡馬として知られる存在です。ビッグアーサーはそのスピードを色濃く受け継いだ1頭であり、1200m戦での爆発力はまさに父譲りでした。

一方で母父Kingmamboの影響もあり、単なる一本調子の快速馬というよりは、しっかり完成度の高い競走馬だった印象があります。血統面から見ても、「短距離G1を勝つべくして勝った馬」という見方がしやすい1頭です。

ビッグアーサー重賞勝利

  • 2016年 セントウルS(1番人気)福永祐一騎手
  • 2016年 高松宮記念(1番人気)福永祐一騎手
  • 2015年 オパールS(1番人気)藤岡康太騎手

戦績をあらためて見ても、ビッグアーサーのピーク時の強さはかなり目立ちます。

2016年はシルクロードS5着から高松宮記念を制し、その後セントウルSも勝利。JRA・JBISの成績でも、同年の高松宮記念とセントウルSを1番人気で勝っていることが確認できます。つまり「人気先行」ではなく、しっかり人気に応えて結果を残したスプリンターでした。

ビッグアーサーの高松宮記念が今も語られる理由

ビッグアーサーの名前が今でも高松宮記念でよく挙がるのは、やはりレコード勝ちのインパクトが大きいからです。

JRA公式結果によると、2016年高松宮記念の勝ち時計は1分06秒7。これは当時のレースレコードで、2着ミッキーアイル、3着アルビアーノを抑えての完勝でした。前日から中京芝コースでは速い時計が出ていたとはいえ、G1でその数字を叩き出した価値は大きかったと思います。

高松宮記念は春の短距離王決定戦です。その舞台で、先行力とスピードを最大限に生かして結果を出したビッグアーサーは、「高速馬場の申し子」という言い方も似合う馬でした。

ビッグアーサーの思い出

高松宮記念レコードといえば、以前は2013年ロードカナロアの1分08秒1が語られていましたが、2016年にはビッグアーサーが1分06秒7を記録しました。数字だけを見ると、当時の馬場の速さも含めてかなり印象に残るレースだったと思います。

その一方で、同年のスプリンターズSで1番人気12着に敗れたレースもまた、ビッグアーサーを語るうえでは外せません。順風満帆に見えた短距離王者候補が、秋の大一番では思うようにいかなかった。このコントラストも含めて、記憶に残るスプリンターだったと感じます。

さらに、香港スプリントでも1番人気に推されるほど評価されていた点も印象的でした。国内だけでなく海外でもスピード能力を高く見られていたことは、当時の期待の大きさを物語っています。

そして今は、サクラバクシンオーの血をつなぐ種牡馬としても注目される存在です。競走馬時代のインパクトだけで終わらず、産駒を通じて名前が残り続けている点もビッグアーサーらしいところです。

ビッグアーサー産駒と種牡馬としての現在地

ビッグアーサーは現役引退後に種牡馬入りし、JBISの種牡馬情報では現在も供用中です。2026年度の種付料も掲載されており、種牡馬として継続的に期待されていることが分かります。 {index=13}

主な産駒には、京王杯スプリングカップを勝ったトウシンマカオ、京阪杯を勝ったビッグシーザー、函館2歳Sを制したブトンドール、セントウルSを勝ったカンチェンジュンガなどがいます。短距離路線を中心に重賞級の産駒を送り出している点は、父としてもしっかり存在感を示している材料です。

現役時代に見せた「スピードで押し切る強さ」が、産駒にも受け継がれているように見えるのは面白いところです。今後さらに代表産駒が増えていけば、ビッグアーサー自身の評価も種牡馬としてもう一段上がってくるかもしれません。

2016年高松宮記念

  • 1着 ビッグアーサー 福永祐一
  • 2着 ミッキーアイル 松山弘平
  • 3着 アルビアーノ ルメール

2016年の高松宮記念は、ビッグアーサーにとって競走馬人生の頂点ともいえるレースでした。

強いスプリンターは数多くいますが、「高松宮記念をレコードで勝った馬」という肩書きはやはり特別です。しかもその後は種牡馬としても結果を出し始めており、競走馬としての思い出と現在の価値がつながっている点に、この馬の面白さがあります。

高松宮記念の歴代勝ち馬を振り返るとき、ビッグアーサーは「速かった馬」としてだけでなく、サクラバクシンオーの血を現代につなぐ存在としても記憶しておきたい1頭です。

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