【PR】本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。競走成績と管理人の感想を分けて、過去の記事を再編集しています。
リンカーンは、2005年の京都大賞典を武豊騎手とのコンビで制した競走馬です。父サンデーサイレンス、母グレースアドマイヤという血統を持ち、阪神大賞典・京都大賞典・日経賞のGⅡを3勝。GⅠでは菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)で2着に入りました。
京都大賞典の歴代勝ち馬を見ていると、「そういえば、この馬も勝っていたな」と手が止まることがあります。リンカーンも、そんな一頭ではないでしょうか。GⅠのタイトルこそ手にできませんでしたが、強い相手と走り続け、何度も大舞台の上位に顔を出した馬でした。
特に印象に残るのは、ディープインパクトの2着となった2006年の天皇賞(春)。ただ、その記憶だけでリンカーンを紹介してしまうと、少しもったいない。京都で重賞を勝った姿、3歳でグランプリの2着に入った実力、良血馬らしい家族の顔ぶれにも、振り返りたいところがあります。
この記事では、競走馬リンカーンの基本情報、血統と兄弟、重賞3勝、京都大賞典のレース内容、GⅠでの名勝負を順に紹介します。昔の競馬を懐かしみながら、今のレースを見るときにも役立つ「着順だけでは分からない強さ」を考えてみましょう。
- 2000年生まれの鹿毛の牡馬。音無秀孝厩舎に所属。
- 通算23戦6勝。重賞はGⅡを3勝。
- 2005年京都大賞典は1番人気に応えて優勝。
- GⅠ2着は2003年菊花賞、2003年有馬記念、2006年天皇賞(春)。
- 半弟ヴィクトリーは2007年皐月賞の勝ち馬。
リンカーン(競走馬)とは?プロフィールと通算成績
リンカーンは2000年3月18日生まれ。ノーザンファームが生産し、近藤英子氏が所有、栗東の音無秀孝調教師が管理したサンデーサイレンス産駒です。英字表記はLincoln。ここで紹介するのは、2000年代の中央競馬で中長距離路線を走った日本の競走馬です。
| 馬名 | リンカーン(Lincoln) |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年3月18日 |
| 性別・毛色 | 牡・鹿毛 |
| 父/母/母父 | サンデーサイレンス/グレースアドマイヤ/トニービン |
| 生産者 | ノーザンファーム |
| 馬主/調教師 | 近藤英子/音無秀孝(栗東) |
| 通算成績 | 23戦6勝[6勝・2着5回・3着3回・着外9回] |
| 重賞勝利 | 阪神大賞典、京都大賞典、日経賞 |
基本情報・通算成績の参照:JBISサーチ「リンカーン」
「GⅠ未勝利」だけでは伝わらない存在感
競走馬を紹介するとき、どうしても最初にGⅠを何勝したかを見たくなります。それは分かりやすい基準ですし、タイトルを取る難しさを考えれば当然でもあります。ただ、リンカーンの場合は、そこだけで区切ると魅力の大半が抜け落ちてしまいます。
大きなレースの出馬表に名前があり、相手関係を考えると簡単には消せない。「今回は勝てるかもしれない」と思わせながら、別の強豪に先着を許す。その繰り返しまで含めて、記憶に残る馬でした。勝ち馬だけを追っていては出会えない競馬の面白さが、この馬の戦績にはあります。
もちろん、惜しかったという感情だけで過大評価するのも違います。実際に勝ったレースと、負けたレースの内容を分けて見る。そのうえで重賞の実績を読み直すと、リンカーンが長く上位路線で期待された理由を考えやすくなります。
2005年京都大賞典|リンカーンが武豊騎手とつかんだ重賞2勝目
リンカーンが京都大賞典を勝ったのは2005年10月9日です。舞台は京都芝2400mの外回り。5歳で迎えた秋、武豊騎手が騎乗し、1番人気に応えて先頭でゴールしました。前年の阪神大賞典以来となる重賞勝利です。
| 着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | リンカーン | 武豊 | 1番人気 | 2分25秒4 |
| 2着 | コイントス | 藤岡佑介 | 9番人気 | 2分25秒5 |
| 3着 | ファストタテヤマ | 武幸四郎 | 6番人気 | 2分26秒0 |
開催条件・結果の参照:JRA「2005年京都大賞典」
先に動ける位置から、前の馬を捕まえた一戦
このレースは、後方から全馬をごぼう抜きにするような勝ち方ではありませんでした。リンカーンは道中5番手付近を進み、直線で前にいたコイントスを捕らえます。最後の着差は2分の1馬身。派手な大差ではなくても、人気を背負った馬がきちんと仕事をした勝利です。
管理人として注目したいのは、脚を使う場面で前との差を詰められる位置にいたこと。ゆったりした流れでは、後ろで力を温存しているだけでは間に合わないことがあります。直線で伸びる能力に加え、その能力を結果につなげられる場所にいることも大切です。
「長い距離が得意な馬」という言い方をすると、我慢比べに強い馬だけを想像しがちです。でも、長い距離の競馬にも速い脚を求められる場面はあります。リンカーンの京都大賞典は、距離をこなすことと、勝負どころで相手より前へ出ることの両方が必要だと感じる一戦でした。
単勝の人気と、相手選びの難しさは別だった
この年は1番人気のリンカーンが勝った一方、2着は9番人気、3着は6番人気でした。勝ち馬だけを見ると順当でも、馬券の相手まで簡単だったわけではありません。「本命が合っていたのに馬券は外れた」という、競馬好きには耳の痛い話につながる結果です。
だからといって、この一戦から毎年人気薄を相手に買えばよいとは言えません。参考になるのは、強い馬を見つける作業と、その馬に合わせた組み合わせを考える作業を分けること。本命の評価に時間をかけたなら、相手にも同じように展開や条件を確認したいところです。
昔の結果を眺めていると、懐かしい名前に気を取られます。それも楽しみですが、「なぜこの馬が相手に来たのか」と一歩踏み込んで見ると、レース回顧はもっと面白くなります。2005年の京都大賞典は、その入口にも向いていると思います。
リンカーンの血統|父サンデーサイレンス、母父トニービン
リンカーンの父はサンデーサイレンス、母はグレースアドマイヤ、母父はトニービンです。母の母にはバレークイーンの名前があります。競馬を長く見ている方なら、血統表のこの並びだけでも、いろいろな馬の名前を思い浮かべるのではないでしょうか。
血統表と実際の走りを照らし合わせる楽しさ
血統は、その馬を知るための入り口になります。ただし、「サンデーサイレンスの子だから必ず切れる」「トニービンが入っているから必ず長距離向き」と、一つの言葉に置き換えてしまうのは少し乱暴です。同じ父や母父を持っていても、走り方も得意な条件も違います。
リンカーンなら、先に実際の戦績を確認し、そのあとで血統表を読むと理解しやすくなります。中長距離での実績を見てから父や母の系統を眺めると、「この血統で、こういう競走生活を送ったのか」とつながっていく。結果を血統だけで説明しようとするより、その順番のほうが無理がありません。
名馬の回顧には、当時はあまり気にしていなかった血統を改めて知る楽しさもあります。現役時代は騎手や人気で覚えていた馬が、あとから見るとよく知る一族の出身だった。そんな発見があると、古い出馬表も新鮮に感じられます。
半弟ヴィクトリーは皐月賞馬
リンカーンの兄弟で特に知られているのが、2007年皐月賞を勝ったヴィクトリーです。母は同じグレースアドマイヤで、父はブライアンズタイム。父が異なるため、リンカーンにとっては半弟にあたります。
| 馬名 | 父 | リンカーンとの関係・主な実績 |
|---|---|---|
| リンカーン | サンデーサイレンス | 京都大賞典など重賞3勝 |
| プリンセスグレース | サンデーサイレンス | 全妹・3勝 |
| ヴィクトリー | ブライアンズタイム | 半弟・2007年皐月賞優勝 |
| ロベルタ | ブライアンズタイム | 半妹・3勝 |
血統・兄弟の参照:JBISサーチ「グレースアドマイヤの牝系情報」
兄が何度も挑んだGⅠのタイトルを、弟はクラシックで手にしました。ただ、それで兄弟の価値が単純に上下するわけではありません。勝った舞台、対戦相手、競走生活の長さをそれぞれ見てこそ、一族の面白さが伝わります。
父が違う兄弟の戦績を比べると、血統は同じ母からでも多様な個性につながることが分かります。ヴィクトリーを知ってからリンカーンに興味を持った方も、リンカーンからこの一族を知った方も、母の名前を覚えておくと別の競走馬を調べる楽しみが広がるでしょう。
リンカーンの重賞3勝|阪神大賞典・京都大賞典・日経賞
リンカーンの重賞勝利は3つ。いずれも芝2400m以上のGⅡで、すべて1番人気に応えた勝利でした。GⅠでの惜敗が印象に残りやすい馬ですが、期待された舞台で勝ち切った実績も押さえておきたいところです。
| 年 | レース | 条件 | 騎手 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2004年 | 阪神大賞典 | 阪神・芝3000m | 武豊 | 1番人気 |
| 2005年 | 京都大賞典 | 京都・芝2400m | 武豊 | 1番人気 |
| 2006年 | 日経賞 | 中山・芝2500m | 横山典弘 | 1番人気 |
2004年阪神大賞典|菊花賞馬を相手に初重賞制覇
最初の重賞勝利は2004年3月21日の阪神大賞典です。武豊騎手が騎乗し、ザッツザプレンティを2着に退けて優勝しました。勝ち時計は3分8秒4、着差は1馬身4分の1。当時4歳だったリンカーンにとって、待望の重賞タイトルでした。
ザッツザプレンティは前年の菊花賞でリンカーンに先着した相手です。同じ3000mの競走で着順が入れ替わったことは、比較して眺めたくなる材料。ただし、この阪神大賞典ではリンカーンが56kg、ザッツザプレンティが58kgを背負っており、同じ条件の再戦ではありません。
ここを丁寧に見ると、過去の直接対決だけで将来の着順を決められないことも分かります。相手に負けた経験があっても、競馬場、斤量、その日の状態が変われば結果も変わり得る。長く同じ路線を走る馬同士を追いかける楽しさは、こうした関係の変化にもあります。
2006年日経賞|横山典弘騎手とのコンビで春へ
3つ目の重賞タイトルは、2006年3月25日の日経賞。中山芝2500mで横山典弘騎手が騎乗し、ストラタジェムに1馬身4分の1差をつけました。勝ち時計は2分33秒0。6歳になっても、重賞で中心に支持される存在でした。
阪神、京都、中山と、重賞を勝った競馬場が異なるところにも注目したくなります。得意な距離帯を持ちながら、特定の一つの競馬場だけで実績を積んだわけではない。次の大舞台を考える際に、ファンが期待する材料は確かにありました。
年齢を重ねた馬を見るとき、若い頃の評判だけで買い続けるのも、年齢だけで評価を下げるのも難しいものです。この時点のリンカーンには、目の前の重賞を勝ったという現在の結果がありました。過去の印象と直近の走りを分けて考えるうえでも、日経賞の勝利は大切です。
勝ち鞍を並べると見える、リンカーンの得意分野
3つの重賞名を並べると、リンカーンの競走生活が中長距離路線と強く結びついていたことが伝わります。短い距離で速さを比べるというより、距離を走りながら最後の勝負にも対応する。その実績が、長い距離の大レースで繰り返し評価される土台になりました。
一方で、長い距離ならいつでも好走したわけではありません。得意分野があることと、その条件で必ず勝てることは別です。勝ったレースだけを切り取らず、好走と敗戦の両方を持つ一頭として見ると、リンカーンの姿はより現実的になります。
GⅠを勝てなかった名馬リンカーン|大舞台での名勝負
リンカーンにはGⅠ勝利がありません。しかし、2着に入ったレースの名前を並べるだけで、どのような舞台で戦っていたかが伝わります。菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)。競馬ファンが一年の中でも特に楽しみにする大レースばかりです。
2003年菊花賞|クラシック最後の一冠で2着
3歳時の2003年菊花賞では、横山典弘騎手とのコンビで2着。勝ったザッツザプレンティとの差は4分の3馬身でした。3着にはネオユニヴァースが入り、リンカーンはクラシックの大舞台で存在感を示しました。
この結果は、後年の「ディープインパクトの相手」という印象から少し離れて見るためにも大切です。リンカーンは2006年になって突然強くなった馬ではなく、3歳の秋から世代の上位で戦っていました。
クラシックの2着は、勝ち馬の名前ほど繰り返し語られないかもしれません。それでも、当時のレースを振り返れば、その後の古馬路線につながる馬が見つかります。リンカーンを知ってから2003年菊花賞の結果を読み直すと、翌年以降の競馬へ続く一ページとして楽しめます。
2003年有馬記念|シンボリクリスエスの2着
同じ年の有馬記念では、武豊騎手が騎乗して2着に入りました。勝ち馬はシンボリクリスエス。9馬身という大きな差をつけた勝利で知られるレースですが、その後ろで2着を確保したのが3歳のリンカーンです。
「9馬身差の2着」と聞くと、完敗という言葉が先に浮かびます。それは勝ち馬との比較では間違いではありません。ただ、優勝馬が抜けていたという評価と、2着馬がほかの出走馬に先着したという評価は、両方成立します。
勝ち馬があまりに強いと、ほかの馬の走りが見えにくくなる。リンカーンの回顧には、この場面が何度も出てきます。あの年の有馬記念をシンボリクリスエスの圧勝として覚えている方も、2着馬に目を向けると別の物語が見えてくるはずです。
2004年宝塚記念、2005年有馬記念でも3着
GⅠでの好走は2着の3回だけではありません。2004年宝塚記念では3着、2005年有馬記念でも3着でした。2005年有馬記念はハーツクライが勝ち、ディープインパクトが2着。その次に入ったのがリンカーンです。
ここは記憶が混ざりやすいところ。「ディープインパクトの後ろにいた」という印象が強くても、この有馬記念ではリンカーンは3着でした。過去のレースについて書くとき、記憶の中の並びと実際の着順を照合する大切さを感じます。
管理人としては、この馬を「いつもあと一歩」とだけ紹介したくありません。勝ち切れなかった悔しさはあっても、違う年、違う相手とのGⅠで上位に入ること自体が簡単ではないからです。惜敗の数よりも、繰り返し大きなレースに関わっていたことに価値を感じます。
参照:JRA「2004年宝塚記念」、JBISサーチ「リンカーンの競走成績」
ディープインパクトの2着|2006年天皇賞(春)のリンカーン
リンカーンの代表的な名勝負として挙げたいのが、2006年4月30日の天皇賞(春)です。日経賞を勝って臨んだ京都芝3200m。横山典弘騎手が騎乗し、ディープインパクトに続く2着に入りました。
| 着順 | 馬名 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|
| 1着 | ディープインパクト | 武豊 | 3分13秒4 |
| 2着 | リンカーン | 横山典弘 | 3分14秒0 |
敗れた相手の強さと、自分の走りを分けて考える
勝ち馬との差は3馬身2分の1。リンカーンの3分14秒0は、それまでのレコードである3分14秒4を上回る時計でした。それでも勝てなかったところに、このレースの厳しさがあります。
ただし、走破時計を比べるときは、馬場や展開の違いも考える必要があります。昔の記録より速かったという理由だけで、別の年の名馬より能力が上だったとは言えません。ここで確認できるのは、その日の勝ち馬と2着馬が、ともに非常に速い時計で走ったという事実です。
管理人としては、リンカーンの評価を考えるなら「ディープインパクトに負けた」で話を終えず、ほかの出走馬に先着した走りも見ておきたいと思います。最も強い馬に届かなかったことと、その馬自身が力を示したことは矛盾しません。
着順・時計・当時のレコードの参照:JRA「2006年天皇賞(春)」
「ディープインパクトの2着」は実は1回
元の記事でも触れていたとおり、リンカーンがディープインパクトの勝ったレースで2着に入ったのは、この天皇賞(春)の1回です。それなのに、その印象がとても強い。名勝負の記憶は、回数だけで決まるものではないのだと思います。
2003年の有馬記念ではシンボリクリスエス、2006年の天皇賞(春)ではディープインパクト。強い勝ち馬の後ろにいた馬として覚えられるのは、少し損な役回りにも感じます。しかし、その相手関係まで含めて、リンカーンの歩みは忘れがたいものになりました。
次走の宝塚記念9着を、どう受け止めるか
天皇賞(春)の次走は、2006年6月25日の宝塚記念でした。リンカーンは2番人気で9着。なお、この年の宝塚記念は京都芝2200m、稍重馬場で行われています。春の天皇賞とは距離も馬場状態も違いました。
ここから「強い馬の2着になると反動で負ける」と結論づけるのは早計です。前走の疲労が影響したかどうかは、この着順だけでは確認できません。相手関係、距離、馬場、展開など複数の違いがある以上、一つの原因に決めつけることはできないでしょう。
以前の記事では、ディープインパクトの2着馬と次走を並べていました。今回はリンカーン自身の回顧を中心にし、そこから一般的な「消しの法則」を作ることは避けています。競馬の記憶を楽しむことと、再現性のある予想データとして扱うことは、分けて考えたいからです。
馬券を考える際にも、前走GⅠ2着という肩書だけで評価を固定せず、「今回は何が変わったか」を確かめるほうが実用的です。好走したときの条件が再びそろうのか。そろわない場合に対応できる根拠はあるのか。リンカーンの2戦を並べると、そうした確認の大切さを感じます。
京都大賞典の勝利から考える、実績馬の見方
名馬の思い出を今の予想に結びつけるなら、「昔このタイプが勝ったから今年も同じ」と考えるより、評価する手順を参考にするのがよさそうです。リンカーンの競走生活から、管理人が特に意識したいのは次の3点です。
1.GⅠタイトルの有無だけで取捨を決めない
GⅠを勝った馬は分かりやすい実績を持っています。一方、GⅠ未勝利でも、強い相手の中で上位に入り続けてきた馬がいます。その2種類を比較する際に必要なのは、肩書を数えるだけでなく、今回の条件でどの実績が意味を持つのかを考えることです。
GⅠでの好走歴、距離実績、重賞での勝ち方を別々に確認してから、最後に一頭の評価へまとめる。そうすると、名前の知名度に引っ張られすぎずに済みます。リンカーンのような馬を正しく理解するためにも役立つ見方だと思います。
2.「負けた」という結果を一種類にまとめない
大きく離されての2着と、接戦の2着は違います。さらに、接戦でも展開が向いた場合と、不利な条件を克服した場合では受け止め方が変わります。着順は重要な結果ですが、説明のすべてではありません。
とはいえ、負けた理由を探し続ければ、どの馬にも言い訳を作れてしまいます。回顧で大切なのは、確認できる事実と想像を分けること。映像や通過順で分かることを根拠にし、分からないことは分からないまま残す。その姿勢が、次の予想を落ち着いて考える助けになります。
3.本命馬と買い目は別々に点検する
2005年京都大賞典を振り返ると、本命馬が勝っても相手の組み合わせで結果が変わることが分かります。そこで、軸馬を選んだあとに一度立ち止まり、相手の選択と点数を点検したいところです。
たとえば、前に行ける馬を残すのか、差してくる馬を加えるのか。買い目を増やした分だけ予算が膨らんでいないか。予想の筋道と実際の馬券が一致しているか。こうした確認に、ほかの予想を比較材料として使う方法もあります。
自分と同じ馬を選んでいるから正しい、違う馬を選んでいるから間違い、という話ではありません。違いがあれば、その理由を見直せることに意味があります。無料予想も、そのように使うと自分の考えを整理するきっかけになります。
京都大賞典の歴代勝ち馬|2005年リンカーンから2025年まで
リンカーンが勝った2005年から、2025年までの勝ち馬を並べました。年ごとに名前を見ると、当時の秋競馬を思い出す方も多いでしょう。GⅠ馬だけでなく、このレースの勝利そのものが強く記憶に残る馬もいます。
| 年 | 勝ち馬 | 年 | 勝ち馬 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | ディープモンスター | 2024年 | シュヴァリエローズ |
| 2023年 | プラダリア | 2022年 | ヴェラアズール |
| 2021年 | マカヒキ | 2020年 | グローリーヴェイズ |
| 2019年 | ドレッドノータス | 2018年 | サトノダイヤモンド |
| 2017年 | スマートレイアー | 2016年 | キタサンブラック |
| 2015年 | ラブリーデイ | 2014年 | ラストインパクト |
| 2013年 | ヒットザターゲット | 2012年 | メイショウカンパク |
| 2011年 | ローズキングダム | 2010年 | メイショウベルーガ |
| 2009年 | オウケンブルースリ | 2008年 | トーホウアラン |
| 2007年 | インティライミ | 2006年 | スイープトウショウ |
| 2005年 | リンカーン | — | — |
近年の結果・開催条件の参照:JRA「京都大賞典」、JRA「京都大賞典の歴史・コース」
2026年の結果は含めていません。2021年・2022年は阪神競馬場での開催です。
歴代勝ち馬一覧は、勝った事実を確認するには便利です。ただ、表に並ぶ一行の中身は馬ごとに違います。若い時期からの期待を背負って勝った馬、復活を印象づけた馬、秋の大舞台へ向けて実力を示した馬。名前の横に、その馬の物語を添えると見え方が変わります。
リンカーンの2005年も、ただの「重賞1勝」ではなく、GⅠで上位に来ていた馬が改めて勝ち切った秋として読めます。その後の結果を知っている今だからこそ、勝った日の価値を独立して振り返っておきたいところです。
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競走馬リンカーンについてよくある質問
リンカーンはGⅠを勝っていますか?
GⅠ勝利はありません。菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)で2着の実績があり、重賞は阪神大賞典・京都大賞典・日経賞のGⅡを3勝しています。
リンカーンが京都大賞典を勝ったのは何年ですか?
2005年です。武豊騎手が騎乗し、1番人気で優勝しました。2着はコイントス、3着はファストタテヤマです。
リンカーンの父と母父は?
父はサンデーサイレンス、母父はトニービンです。母はグレースアドマイヤで、半弟には皐月賞馬ヴィクトリーがいます。
ディープインパクトの2着になったレースは?
2006年天皇賞(春)です。リンカーンは横山典弘騎手とのコンビで2着に入りました。2005年有馬記念では、ハーツクライ、ディープインパクトに続く3着です。
リンカーンの通算成績は?
23戦6勝です。2着5回、3着3回の成績を残し、現役引退後は種牡馬になりました。勝ち鞍だけでなく、GⅠでの上位入線も併せて見ると競走生活を理解しやすくなります。
京都大賞典の今の情報はどこで見られますか?
当サイトの京都大賞典まとめページで関連情報を確認できます。本記事はリンカーンの回顧が中心ですので、現在のレースを調べる方は併せてご覧ください。
リンカーンの思い出|京都大賞典の勝ち馬として覚えておきたい
リンカーンと聞くと、ディープインパクトの2着を思い浮かべる。その記憶は、この馬を振り返る良い入口だと思います。ただ、そこから少しさかのぼると、京都大賞典を勝った姿や、3歳の秋から大舞台で走っていた足跡に出会えます。
名馬の話になると、どうしても「一番強かった馬はどれか」という方向へ進みがちです。でも、競馬の思い出には、一番を決めなくても語りたい馬がいます。何度も出馬表で名前を見て、今回はどうだろうと考えた馬。リンカーンは、その一頭ではないでしょうか。
京都大賞典の歴代勝ち馬を眺める機会があれば、2005年の欄で少し手を止めてみてください。GⅠの勝ち鞍はなくても、重賞を勝ち、強豪と戦い続けた馬の名前があります。勝ったレースも、届かなかったレースも含めて思い出したくなる。それがリンカーンの魅力だと思います。
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