オークスとローズSを制した名牝
岩田康誠騎手とのコンビで頂点に立った2014年を中心に、血統・重賞勝利・秋華賞まで振り返ります。
過去に作成した記事を、戦績やローズSの歴代勝ち馬を加えて再編集しました。
ヌーヴォレコルトは、2014年のオークスでハープスターを破ってGⅠ初制覇。その秋には2014年ローズステークスを勝ち、秋華賞でも2着に入りました。
抜群の瞬発力だけに頼るタイプではなく、好位から長く脚を使える安定感が魅力。岩田康誠騎手の積極的な位置取りとも相性の良い牝馬でした。
ヌーヴォレコルトの基本情報
父は有馬記念やドバイシーマクラシックを制したハーツクライ。母父のスピニングワールドはマイルGⅠで活躍した馬で、父系の持続力と母系のスピードを受け継いだ血統です。
- オーケストラ(父ハーツクライ・JRA3勝)
ヌーヴォレコルトの主な重賞勝利
| 年 | レース | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | レッドカーペットハンデキャップ | 3番人気 | 岩田康誠 |
| 2015年 | 中山記念 | 3番人気 | 岩田康誠 |
| 2014年 | ローズステークス | 2番人気 | 岩田康誠 |
| 2014年 | オークス | 2番人気 | 岩田康誠 |
国内ではオークス、ローズS、中山記念を勝利。2016年にはアメリカのレッドカーペットハンデキャップも制し、海外でも重賞タイトルを獲得しました。
2014年オークス|ハープスターを破ってGⅠ制覇
1着 ヌーヴォレコルト 岩田康誠
2着 ハープスター 川田将雅
3着 バウンスシャッセ 北村宏司
最大の思い出は、やはり2014年のオークスです。
桜花賞馬ハープスターが単勝1倍台の断然人気を集めるなか、ヌーヴォレコルトは2番人気。後方から末脚に懸けるハープスターに対し、岩田康誠騎手は好位で流れに乗りました。
直線では馬群の間から抜け出し、外から追い込んだハープスターをクビ差抑えて優勝。ヌーヴォレコルトの勝負根性と、ロスを抑えた岩田騎手の進路取りが光ったレースでした。
オークスでは、岩田康誠騎手の位置取りと進路選択が見事でした。3着バウンスシャッセとの差を分けた部分にも、騎手の判断があったと思っています。ヌーヴォレコルトの強さを最大限に引き出した、印象に残る騎乗でした。
2014年オークス動画
2014年ローズS|オークス馬の実力を証明
1着 ヌーヴォレコルト 岩田康誠
2着 タガノエトワール 小牧太
3着 リラヴァティ 松山弘平
オークス後の秋初戦に選ばれたのが、阪神芝1800mのローズステークスでした。
ヌーヴォレコルトは2番人気。好位で折り合うと、直線で力強く抜け出して1馬身4分の1差で完勝しました。勝ち時計は1分46秒0です。
ハープスターが凱旋門賞へ向かったため不在でしたが、オークス馬として負けられない前哨戦をしっかり勝利。秋華賞へ向けて、世代上位の能力を改めて示しました。
ヌーヴォレコルトと2014年秋華賞
1着 ショウナンパンドラ 浜中俊
2着 ヌーヴォレコルト 岩田康誠
3着 タガノエトワール 小牧太
ハープスターが凱旋門賞へ挑戦したため、ヌーヴォレコルトは秋華賞で単勝1番人気に支持されました。
中団から追い上げましたが、内を立ち回ったショウナンパンドラをクビ差捉えられず2着。牝馬二冠達成とはなりませんでしたが、オークス馬としての力は十分に見せています。
ローズSを勝った内容から、本番もヌーヴォレコルトが勝つと思っていました。ただ、馬券ではショウナンパンドラの単勝とWIN5も購入。結果的には大きくプラスになり、今でも印象に残っている秋華賞です。
ローズSの歴代勝ち馬
2007年から2025年までのローズS勝ち馬と、主なGⅠ勝利をまとめました。括弧の記載がない馬は、当該期間に国内外のGⅠ勝利がありません。
| 年 | ローズS勝ち馬 | 主なGⅠ勝利 |
|---|---|---|
| 2025年 | カムニャック | 2025年オークス |
| 2024年 | クイーンズウォーク | ― |
| 2023年 | マスクトディーヴァ | ― |
| 2022年 | アートハウス | ― |
| 2021年 | アンドヴァラナウト | ― |
| 2020年 | リアアメリア | ― |
| 2019年 | ダノンファンタジー | 2018年阪神JF |
| 2018年 | カンタービレ | ― |
| 2017年 | ラビットラン | ― |
| 2016年 | シンハライト | 2016年オークス |
| 2015年 | タッチングスピーチ | ― |
| 2014年 | ヌーヴォレコルト | 2014年オークス |
| 2013年 | デニムアンドルビー | ― |
| 2012年 | ジェンティルドンナ | 桜花賞・オークス・秋華賞・ジャパンC・有馬記念など |
| 2011年 | ホエールキャプチャ | 2012年ヴィクトリアマイル |
| 2010年 | アニメイトバイオ | ― |
| 2009年 | ブロードストリート | ― |
| 2008年 | マイネレーツェル | ― |
| 2007年 | ダイワスカーレット | 桜花賞・秋華賞・エリザベス女王杯・有馬記念 |
ローズS勝ち馬には、ジェンティルドンナやダイワスカーレット、シンハライトなどのGⅠ馬が並びます。
一方で、ローズSを勝ってもGⅠには届かなかった馬も少なくありません。ローズSは将来性を測る重要な一戦ですが、勝利だけでその後のGⅠ好走が約束されるわけではない点も押さえておきたいところです。
ヌーヴォレコルトの魅力
- ハープスターを破って2014年オークスを制覇
- 好位から長く脚を使える安定したレース運び
- 岩田康誠騎手の積極的な騎乗と好相性
- ローズS、中山記念でも牡馬・牝馬の一線級を相手に活躍
- 香港やアメリカなど海外競馬にも挑戦
- アメリカでレッドカーペットハンデキャップを勝利
ヌーヴォレコルトは、派手な末脚だけで圧倒するタイプではありませんでした。
好位で流れに乗れる器用さ、狭い進路でもひるまない勝負根性、相手や競馬場が変わっても大きく崩れにくい安定感。それらを兼ね備えていたことが、国内外で長く活躍できた理由だと思います。
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まとめ
ヌーヴォレコルトは、2014年オークスでハープスターを破り、秋初戦のローズSも完勝した名牝です。
秋華賞はショウナンパンドラの2着に敗れましたが、その後も中山記念や海外重賞を勝利。瞬発力、器用さ、勝負根性を生かし、長期間にわたって国内外で活躍しました。
岩田康誠騎手の好騎乗とともに、2014年の牝馬クラシックを振り返るうえで欠かせない一頭です。
春の実績馬と夏の上がり馬を、前走・騎手・血統・過去傾向から比較しています。
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そろそろ岩田の復活もあるかなw