ワコーチカコ|函館記念|歴代の勝ち馬の思い出

【函館記念回顧】ワコーチカコの勝利と“牝馬の激走”を振り返る|歴代勝ち馬の思い出

波乱の多い夏のハンデ重賞「函館記念」。今回はその歴史の中で、今も記憶に残る1頭、1994年の覇者・ワコーチカコにスポットを当てます。

また、函館記念と牝馬の関係、そして近年の傾向についても紹介。過去データを紐解きながら、牝馬の可能性にも迫ります。


🏆 ワコーチカコは1994年の函館記念勝ち馬

ワコーチカコは1994年の函館記念で、名牝ホクトベガらを抑えて勝利。1番人気に支持されたホクトベガが“札幌記念で圧勝”していただけに、多くのファンがホクトベガの勝利を確信していた中でのまさかの勝利でした。

しかも2着はタイキブリザード。そうした名馬たちを破っての勝利は、まさに夏の牝馬の逆襲とも言える名勝負でした。


📖 ワコーチカコのプロフィール

父:リヴリア
母:シバスキー(母父:リアルシャダイ)

🏇 兄弟馬:
・ヤングモンタナ(3勝)父:フォーティナイナー

父リヴリアの持つ持続力、母父リアルシャダイのスタミナを兼ね備えた血統構成で、スピードと切れを両立するタイプの牝馬でした。


👤 藤田伸二&伊藤雄二コンビでの勝利

この年の函館記念では、藤田伸二騎手と伊藤雄二調教師という名コンビが手綱を取っていました。

また、ペリエ騎手での活躍が多かった印象もあるワコーチカコですが、この勝利は藤田騎手の好騎乗が光った一戦です。

人気の盲点になりながらも、豪快に差し切った姿は今でも競馬ファンの語り草となっています。


📊 函館記念と牝馬の相性は?|過去10年のデータ

ワコーチカコのように“牝馬が重賞で激走するシーン”は競馬の見どころのひとつですが、近年の函館記念では牝馬の成績が厳しい状況が続いています。

  • 成績:0勝・2着1回・3着1回(出走9頭)
  • 勝率:0%複勝率:22%
  • 複勝回収率:198円

馬券圏内に入った牝馬は以下の通りです:

  • 2023年 ルビーカサブランカ(4番人気・2着)
  • 2018年 エテルナミノル(13番人気・3着)

出走数が少ないながらも、穴馬として激走するケースもあり、侮れない存在です。


🏁 函館記念の歴代勝ち馬(ワコーチカコまで)

ワコーチカコを含む、過去30年ほどの歴代勝ち馬を一覧で振り返ります。

  • 2024年 ホウオウビスケッツ
  • 2023年 ローシャムパーク
  • 2022年 ハヤヤッコ
  • 2021年 トーセンスーリヤ
  • 2020年 アドマイヤジャスタ
  • 2019年 マイスタイル
  • 2018年 エアアンセム
  • 2017年 ルミナスウォリアー
  • 2016年 マイネルミラノ
  • 2015年 ダービーフィズ
  • 2014年 ラブイズブーシェ
  • 2013年 トウカイヘイロー
  • 2012年 トランスワープ
  • 2011年 キングトップガン
  • 2010年 マイネルスターリー
  • 2009年 サクラオリオン
  • 2008年 トーセンキャプテン
  • 2007~2005年 エリモハリアー(3連覇)
  • 2004年 クラフトワーク
  • 2003年 エアエミネム
  • 2002年 ヤマニンリスペクト
  • 2001年 ロードプラチナム
  • 2000年 クラフトマンシップ
  • 1999年 ジョービッグバン
  • 1998年 パルブライト
  • 1997年 アロハドリーム
  • 1996年 ブライトサンディー
  • 1995年 インターマイウェイ
  • 1994年 ワコーチカコ

まとめ|牝馬ワコーチカコの名勝負を胸に

ワコーチカコは、その後の競馬史にも名を残すホクトベガを下した1戦でファンの心を打ちました。牝馬ながら、骨太な勝ちっぷりを見せてくれたこのレースは、まさに「夏競馬のドラマ」のひとつ。

近年は牝馬の成績がやや苦戦傾向ですが、歴史はいつか繰り返されるもの。2025年の函館記念でも、新たな“牝馬の逆襲”があるかもしれません。

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